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ファンクラブができてからがおもしろくなる

女子十二楽坊の来年4月公演が発表された。
http://www.platia-ent.co.jp/artist/kouen.html

1か月まるまる日本国中を回る。“日本で成功させる”と意気込んで、はなばなしく登場した女子十二楽坊は軌道に乗り始めた。すでに1月2日、日本武道館で行うコンサートは即日完売され、新宿のチケット屋では2倍の13500円で数枚売られている程度。みな、買ったチケットを手放さないで1月2日を待っているようだ。

4月公演の入場料は6500円だが、この23箇所のホールで延べ何人動員するのだろう。仮に5万人だとしたら売り上げは3億円。彼女たちに入るのは数%だろうが、それでも中国の物価を考えれば大きい収入だし、それにもまして、CD,VCD、各種取材などでそちらの効果が大きい。

数あるミュージシャンが世の中にいるが、彼女たちのような”いきなりデビュー”をビジネスとして考えるとそのケーススタディをしてみたくなる。日本で成功するやり方は・・・、逆に日本が中国で成功するやり方はどうなのか。女子十二楽坊はマーケッティングとして興味ある対象だ。

このまえ、彼女たちが使っている楽器を新品に取り替えたために、それまで使っていた楽器が売りに出された。ひとつ数十万円する。たぶんもう売れたと思うが、そういうこと事態が話題になり情報が飛び交う。また、中国人でわかりにくいし、まだ、“公的”な情報しかないので一般には騒がれにくいが、これから彼女たちのいろいろな情報が出始めるだろう。その意味では“露出の仕方”にも関心が高まる。この音楽集団が今後、日本の芸能界、音楽界にどのように入り込んでいくのか。

ぼくは、音楽プロデュースの世界とは無縁だが、こういう類の仕事をやれるならやってみたいと思う気持ちになるような“チャレンジと創造”の世界を感じる。きっとかなり組織化され訓練されたプロデュース集団(組織)があるのだろう。この12人をマネジメントする組織があるはずだ。

数年前に”趙薇”の「軍旗事件」があり、インターネットで半年ほど追っかけたことがあった。その時には、中国サイドで作られている趙薇のファンサイトがすごくビビッドな情報源になった。彼女自身もたまに書きこみ、その情報が世界中の趙薇ファンに伝えられリアルタイムにその掲示板に反応があった。

女子十二楽坊にはそのようなファンクラブはないようだが、じき、誰かが作るだろう。じつはそれからが面白くなる。
by xiyuannei | 2003-11-15 08:06 | 日常生活は発見がいっぱい
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