放送大学のことを書いていたら、一昨年12月、吉田文さん(当時は文部省メディア教育開発センター)の『バーチャルユニバーシティと教科書のゆくえ』を聴いたことを思いだした。
話では、アメリカではバーチャルユニバーシティの出現が顕著であるということだ。その大学の定義は「インターネットを利用した遠隔教育」の総称である。背景にあるのは、遠隔教育の延長として「郵送、放送、衛星、コンピュータ」などの進化があり、特に「非同期、双方向」などのインターネットテクノロジーの恩恵がある。社会的には「高等教育需要の増大、高卒者の増大、社会人の教育訓練ニーズ」という。 実際、アメリカでの遠隔教育の高等教育機関在学者の年齢は18~24歳が56.5%, 25~49歳が39.5%, 50歳~4.1%になっており、受講者が98年は71万人、2002年は220万人になっている。遠隔教育の提供機関も4年制大学の中の割合で62%(98年)から84%(02年)に増えている。お隣の中国でも通信教育は人気が高く、「中国では1998年から長距離高等教育を開始して以来、現在すでに67ヶ所に達している。国は、すでに3.6億元の資金を投入しており、さらに社会全体からの資金も100億元に達している。長距離高等教育を受けている学生は現在100万人に近い。」(chinawave)と報道している。 日本は今後、18歳人口が減り、高校生の大学全入時代にはいる。他方、生涯教育が叫ばれ、大学が青年期の一回きりの学びの場所にではなく、勉強したい時にいつでも通える教育機関になり、また、通学できない学生には通信教育、インターネット教育などを受ける機会が増えそうだ。 「学校」は、ほとんどの人がいったことがあるところだが、今、少しづつ変わりはじめ、これからまた付き合い始める場所になっていく。そして学ぶ形態も大きく変容しつつある。 参考HP 南部地域電子キャンパス http://www.electroniccampus.org テキサス大学テレキャンパス http://www.uol.com/terecampus/static.htm カリフォルニア・バーチャル・キャンパス http://www.cvc.edu カーディアン大学 http://cardean.edu ジョンズ・インターナショナル大学 http://jonesinternational.edu フェニックス大学 http://phenix.edu フィールディング・インスティチュートダ http://www.fielding.edu コンコード法律大学院 http://www.concord.kaplan.edu ラーニング・ツリーダ大学 http://www.ltu.org バーンズ&ノーブル大学 http://barnesandnobleuniversity.com アサバカス大学 http://athabascas.ca カナダ・バーチャル大学 http://www.cvu-uvc.ca TecBC http://tecbc.ca テレ・ラーニングネットワーク http://telelearn.ca OLA(公開学習機構) http://ola.edu.au
by xiyuannei
| 2002-08-08 06:44
| 日常生活は発見がいっぱい
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