昨夜、国際交流基金主催の「現代社会を“活きる”作家~余華さんに聞く」に行ってきました。六本木アークヒルズは職場から40分ほどで着くので19:00開始に余裕を持って到着。しかし、座席の前の方はほとんど埋まっていました。
聞き手は東大の藤井省三先生、通訳は中国国際放送局の王小燕さんです。 7時過ぎに姿を現した余華さんは1960年生まれですから46歳ですが、ずいぶん若く見えました。 藤井先生が余華さんの作家経歴を解説しながら、ポイントを余華さんに質問する形で2時間進みました。これは私のように余華さんの作品も映画もまだ接していない者にとってわかりやすい進行でした。 2時間を4つに分けていました。 (1)海塩市の医者に生まれて (2)“毛文体”と川端康成およびカフカ (3)カフカとの別れ、『活きる』への展開 (4)現代中国史の記憶:『兄弟』と今後の製作 (写真中央は余華と通訳) 余華さんは外国ではかなり著名な作家らしいです。日本ではまだ無名に近い存在で、代表作のひとつ『活きる』角川書店が和訳である程度。しかし、張芸謀監督の『活きる』はカンヌ国際映画祭で審査員特別賞、主演男優賞を受賞した作品とのことで、きっとこの映画があって、作家としての余華さんはメジャーになったのかなという気がしました。 話の内容では刺激的なことがいくつかありました。メモを整理してみようと思いますが、まずは『活きる』を読むことからはじめてみようと思います。
by xiyuannei
| 2006-08-31 07:01
| 読書は他者の経験の共有
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