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自由の女神

アーサー・ビナードが岩波書店の『図書』に連載してきた「Poetry Talks」が11月号で終了しました。日本語の達者なアメリカの詩人で、最近では「日本の憲法はすばらしい」スタンスから発言する機会が多いようです。

今回はアメリカの詩人エマ・ラザルスが16歳で書いた「ナイアガラの滝」を紹介しています。ナイアガラを私はまだ見たことが無いのでなんとも言えないですが、アーサー・ビナードによると「これだけの筆力で瀑布全体をつかむ言葉は、十六歳でも六十歳でも年齢に関係なく、なかなか生み出せない」と評価しています。

そして、「日本に置き換えれば、たとえば富士山の全貌を詠もうとするようなものか。」と言っています。こうして言われると確かに大変な仕事をしている人なのだな、と私もなんとなくわかります。

私が注目したのは、ニューヨークのリバティ島に立っている自由の女神の台座にエマ・ラザルスが書いた「新しいコロッサス」と題したソネットが刻まれていて、それはアメリカ人ならほとんどの人が知っているし諳んじているというくだりです。

私も自由の女神には数回行きましたが、そういうソネットが刻まれていることは知りませんでした。ですから、今度行った時はぜひ確認してこようと思います。

ところで、自由の女神というと息子と二人でニューヨークに1週間ほど遊びに行った事を思い出しました。息子が高校1年生の夏休みですからもう18年前のことです。たまたま「びっくり価格ニューヨーク1週間78000円」という企画が雑誌に載っていました。向こうではまったく自由行動なので申し込みました。飛行機はコンチネンタルです。ワシントン州のシアトル経由でニューヨークに行きました。

その時にこの自由の女神の上まで登ったのです。それまで、何回か周りからは見ていましたが息子と一緒だということもあり、「登ってみようか」と女神の中にある階段をズーと登ったのですがさすがに上に行くほど狭かったのを記憶しています。(下からだと354段あるそうです)

自由の女神は海の方をみているのですが、冠のところまで上がって窓から海を見ると、「さあ、自由を求めてアメリカに来なさい。私たちは皆さんすべてを受け入れます」的なメッセージを発しているのかな、と感じました。2001年の9.11テロ以降、もう上の冠の所までは登れなくなりこれからも再開するメドはたっていないということなので、結果的に、貴重な体験になりました。

エマ・ラザルスさんは1849年ニューヨークで生まれて、38歳で亡くなっています。この1849年は私が生まれるちょうど100年前でした。

このBlogは参考になります。

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11月15日(木曜日)  晴れ
今日距离: 6km
本月距离: 125km
・昨日の昼ごろから急に左肩が痛くなり、まだ続いています。六十肩もあるのかな。。
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by xiyuannei | 2007-11-15 05:49 | 日常生活は発見がいっぱい
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