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Super Powerとしてのanimation

「失われた10年」と言われ続けてきた日本ですが最近ようやく景気が上向きになりつつあります。しかし、それでも低成長であることには間違いない。このなかで、文化の面では新しい成長力が起きています。

AmericaのJournalistであるDouglas McGrayが言っていたことですが、日本の1980年代は経済大国として知られた。1990年代は文化面で新たなSuper Powerが起きつつある。それは文化的leader度がupしていることだと指摘していることです。

貿易統計を見ても文化面での輸出が増えています。分野としては記録したRecode/Tape類、印刷したPlate及びFilm、写真用Film、美術品・収集品などが入ります。また、特許などの使用料、文化・興行収入なども増えていて、これらは1992年には0.5兆円だったものが2002年には1.5兆円に伸びているんですね。

日本のanimationが海外で爆発的な人気を得ていることは、宮崎駿の活躍を見てもわかります。世界中が日本のanimationを注目しています。これは日本発の文化であり、いまや、世界中に広まったKaraoke同様、不同の地位を築いているのでは・・・。

contents産業が話題になり始めたのも最近です。放送、新聞、音楽、映画、gameなどの分野のcontentsに各国が注目しています。

昨夏にSydnyに行ってきましたが、娘の友達(Australian)もanimeに凝っていました。Dragon BallのSeriesをもっており、gameとDVDで楽しんでいた。またこの間、中国人留学生にinterviewすると子どもの頃はSailer monn、Pocket Monsterなども見ていた若者が多いのも面白い発見です。

杉並区(東京都)にはanimation村~animaをつくるstudioが集まっている地域として有名です。また杉並区もanimaを支援し、地域から発信する文化産業に育てようとしています。それは日本から世界に向かって文化contentsを発信することにもつながります。

中国には200以上のdesigner学校があり、毎年8000人が卒業してそれなりの仕事に就き始めているという記事を読んだことがあります。日本のanimaの模倣(真似)は日常茶飯事のようですが、それだけ日本のanimaは値があるということでしょう。しかし、日本のanimaは、日々新しいcontentsを作り出し、まさに真似されるだけの魅力ある仕事をつくり続けなければならない。そこにはTop Runnerの宿命があるようです。
by xiyuannei | 2004-06-10 06:00 | 数字からみる社会の断面
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