『中国の空 日本の森』
橋本芳一、関根嘉香、王雪萍 慶応義塾大学出版会 2004年 書名がいいので読んでみました。 内容は慶応の環境SDIの取り組み報告です。1985年から始まり2025年を一応の区切りとした長いプロジェクトです。 第1期 1985~ プロジェクト着手開始(中国大陸への上陸) 第2期 1995~ 日中協力体制の樹立 第3期 2005~ 活動の推進 第4期 2015~ 活動の発展 著者の意向は日本が中国の環境に影響を受ける地理にあるので中国の環境問題は日本にとっても重要であること、アメリカがすでに衰退の方向に向かっておりこれからは質の高い精神文化の遺産を持つ中国が頑張るだろう、ということです。 「中国を正視しよう。~長い大陸の文化の中に育まれた質の高い精神文化の遺産を継承。そして現代が抱える環境問題の究極的な解決は、どうやら物質的な次元から精神的な次元へと座標軸の転換を要求しているのかもしれない。」 カウンターパートは四川省の成都にあり、そこの研究所とうまくやりながら研究と活動を進めているようでした。 文中でコラム的に連続紹介されている成都の楊冶敏さんの話がおもしろかったです。
by xiyuannei
| 2006-03-19 18:54
| 読書は他者の経験の共有
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