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タロコ国際マラソン(台湾)

私にとってのタロコ国際マラソンはついに終わりました。半年ほど前からmixiを通して「参加しませんか」の呼びかけがあり私は参加表明、一旦は中止、しかし、やはり参加することにしました。

参加はとても良かったです。初めての台湾、初めての花莲、そしてタロコ国立公園。タロコマラソンに参加しなければ経験できないことがたくさんありました。

マラソン会場は花莲ないし新城という二つの街からしかアクセスできません。大会事務局は大会会場から5キロほどの新城駅からのバスピストンを決めました。ですからほとんどの参加者は一旦新城駅まで行きます。私も行きはラッキーにもタクシーに同乗させていただきましたが、帰りは大会会場から新城駅までシャトルバスで戻りました。新城から25元のチケットを買い汽車で花莲に戻り、あらかじめ予約してあった特急で花連から台北に戻って、いまその車中で書いているところです。

さて結果は3時間39分54秒で完走でした。完走直後大きな完走メダルをかけてくれました。そして計測用にシューズにつけているチップを外して事務局に持っていくとデポジットの100元が戻りその横で水と弁当をくれました。そして走る前に預けたバッグを受け取りこれで今回のマラソンは終了です。ちなみに参加人数を聞くとパソコンですぐ調べてくれました。フルマラソンは1139人、日本人は21人とのことでした。タロコ国際マラソン(台湾)_c0022843_2125353.jpg

大会事務局の動きはとても良かった。インターネットでの受付とクレジット決済。申し込みの際にゼッケンの引き取り場所と会場までの交通もアンケート方式なので予約しました。私の場合、11月3日午後花莲駅でゼッケンを受け取る方法を選びました。花連駅のビジッターセンターでしたがわかりやすくとてもOKでした。

さて11月4日はマラソン大会当日。私は民宿に宿泊しましたがたまたまそこに台中の中学生が8人ほど先生の引率でハーフマラソンに参加するために投宿していました。会場へ子供たちは大会事務局で予約した大型バスで行きましたが先生は一足先に現地に行くためにタクシーで行くとのこと、ラッキーにもそのタクシーに乗せてくれました。650元ほどのタクシー代は先生が払ってくれ予定の朝6時ころには会場に到着。お礼を言ったあとあとは分かれて別行動。

私は早速荷物を預けました。デイバッグ一つですがパスポート、クレジットカード、パソコンなど重要なものが入っているバッグです。一時は民宿に預けてマラソン終了後また取りに行こうかとも考えましたが、考えたらスタートとゴールが一緒のところのため預けたバッグは移動するわけではないので持っていくことにしました。正解でした。バッグの預かりもゼッケン番号ごとに整然としていて安心できるものでした。

あとはもう走るだけです。

7時きっかりにマラソンはスタート。私の予定は3時間40分台でした。いつもなら3時間30分を切る目標にするのですが、500メートル登るマラソンコースです。ですから10数分多めの目標にしました。結果は3時間39分ですからホント、人間の身体って42.195キロ走ってもほとんど予定通りにしか行かない、3時間半を切る、4時間を越えるなどのハプニングがないんですね。でも、最後の方の38キロ付近で一時左足のふくらはぎが痙攣しそうになりスピードを緩めて筋肉の動きをコントロールしたのでまた普通のふくらはぎに戻りました。今回のマラソンの一番の怖かった身体の変化でした。

マラソンコースは単純でした。最初5キロは平地を走り、あとの約38キロは山に向かっていきました。従って前半はずーと登りコース。山を削って作った道です。道路自体は舗装されていて危険はないのですが、フラフラと道路から足をふみはずそうものなら数十メートルとか百メートル以上ありそうな絶壁に落ちてしまいます。思わず以前に観た映画「クリフハンガー」を思い出しました。

山道なので当然応援はいません。寂しいものです。しかし5キロくらいの間隔で水補給の場所を作ってくれそのボランティアたちが「加油!」と応援してくれます。これだけでも嬉しいですよ、ランナーとしては。「天祥」という折り返し地点まで登りきりあとは下りです。「下りの走りの上手な人」の後ろについてゴールまで一直線。でも最後の方は地面を蹴る力が入らなくなりスピードがでません。折り返し後は20キロ、13キロ、8キロ、3キロ、2キロ、1キロ、特に最後に1キロごとの表示はありがたかったですね。

あと8キロか、と普段東京で走っているコースを思い出しながらひたすらゴールに向かっていきました。記録は平凡でしたがマラソン終了後の身体はいつもとほとんど変わりません。今年2000キロ走った自信と身体作りの効果がでたかと思います。

とにかく私のタロコ国際マラソンは終わりました。


おそらく今回の大会参加者で私は年齢的にすごく上の方だと思います。そして、自分も、あと何回、あと何年フルマラソンを走れるのだろうかとかと走るたびに自問します。参加するからには記録を目ざしたい、ただ、参加するだけならあんな苦しいことはやりたくないというのが本音です。

来年2月の東京マラソンは落選、でも来春にどこかに参加したい。終わってすぐこんなことを思っている花莲から台北への車中です。


<このマラソンは良い◎、まあまあ○、今いち△で評価すると下記の通りでした>
参加費 ◎  700元(3,000円弱なので安い。ハワイマラソン、東京マラソンなどは1万円)
エントリー◎  台湾のマラソン協会がHPで情報アップと受付サービスをしてくれ助かった。
現地受付◎  若者を動員しててきぱきとやっていた。
カーボローディング これはなかった。
交通の便△  山の国立公園なので仕方ないが、やはり不便。
マラソン雰囲気○ ランニング姿になると「よーし、やるぞ」という気になった
スタート〇   参加者が少ないので問題なし
コース○    マラソン用に空けてあるので障害物はなし。
水など補給◎ 水とスポンジを常設。4箇所ほどでバナナとスナック菓子もあり
ゴール◎    これも秩序があり、スムーズ。
コース雰囲気○ まあ、こんなものか。
応援△    寂しい。
マッサージ これも「足つぼマッサージ」なんてよく台湾系でみるのであるかも思ったらなかった。
荷物預かり◎  しっかりしていた。
ゴールイベント△ なし。寂しい。
メダル・シャツ○ メダルは大きすぎる、シャツはセンスがいまいち。
エキスポ    これはなかった
天気△  走っている最中に小雨がふる。また雨が続いていたのでところどころに道路がべちゃべちゃになっていた。
時期〇  雨の降らない時期がいい。坂道なので雨で靴がぬれ、足が靴の中で踊ってしまい走りにくかった。
by xiyuannei | 2006-11-05 09:54 | ランニングは楽しい
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